横浜 山下公園には、港のスグそばにある公園だけあって、様々な船が行き来しています。
その中でも、このページでは、「シーバス」と「氷川丸」についてクローズアップして、ご紹介したいと思います。
山下公園・氷川丸(日本郵船)の見学
山下公園のシーバス乗り場のすぐ横に停まっている大きな船があります。
この船は動くことはなく、ただ浮いているだけなのです。
しかし、歴史的な船として横浜は元より、世界的に有名な船であった事実は、あまり知られていません。
現在、この氷川丸は、すでに船体が古く、利用されることはありません。
さらに船底になる「プロペラ」や「舵」を取り払ってしまっていますので、ただ浮いているだけの格好となっていますが、見学は自由にできます。
この氷川丸は映画・「氷川丸ものがたり」という、映画にもなったほどの有名な船
この氷川丸は昭和5年から航海をスタートさせた歴史的な船です。
平成の現在でおおよそ86才になります。
また、映画だけではなく、氷川丸に関しての様々な書籍が発売されています。
氷川丸は、豪華客船であり、戦時中は病院船ともなったり様々な歴史を持つ
氷川丸は横浜で造船され、豪華貨物客船として、航海をスタートさせました。
しかし戦時中になると海軍の配下にあり、病院船として活躍することとなります。
戦争の最中、日本郵船の中でも唯一、撃沈を免れた船であり、戦後は再び、貨物客船として航海をスタートさせます。
その後、昭和35年に引退、平成15年11月には横浜市指定有形文化財に指定され、現在に至ります。
日本郵船・氷川丸は船内を見学できる!
↑氷川丸船内の様子
この「氷川丸」は有料となりますが見学も可能です。
日本郵船・氷川丸の見学料金
氷川丸の見学(入場料金)は
- 一般300円
- シニア200円
- 小人100円
となります。
文化財として建造時の姿を保持している船ですので、エレベーターは一切ありません。
しかし、客船の面影があり、船内は客船らしく、まるでどこかの高級ホテルのようにも感じられます。
船内は全て階段となっているので車椅子での入場は出来ませんので、あなたがもし、車椅子の方ならば、残念ですが船内へは入ることができません。ご了承ください。
氷川丸では、客室、船員・船長室、デッキ、機関室、操舵室、全てのエリアを歩いて回れます。
船内での飲食は禁じられていますので、純粋に見て楽しむだけの船です。
氷川丸の船内の見学の所要時間は30分もかかる??
さらにのでゆっくり見て歩けば、一周するのに30分くらいはかかるかと思います。
上の氷川丸の船内の案内地図を見ても分かる通り、氷川丸は船体が3層(3階)に分かれています。
したがって、見学の順路通りに1層(1階)から順に2層(2階)3層(3階)へと、進んでいくことになります。
氷川丸の歴史を紹介する展示エリアも用意されていますので横浜の歴史に触れたい方などは、是非、見学してみてください。